一人暮らしを始める人必見!インターネット回線はどうすれば失敗しない?選び方のポイント

初めての一人暮らしでインターネット回線をどうすれば良いか悩んでいませんか?本記事では、一人暮らしに最適なネット回線の選び方から料金を抑えるコツまで徹底解説します。
一人暮らしのインターネット回線の種類と特徴
スマートな一人暮らしのスタートを切るためには、インターネット環境の準備を怠らないことが大切です。インターネット回線の選択肢は複数あり、自分のライフスタイルや予算に合った回線を選ぶことが大切です。ここでは、主な回線の種類とそれぞれの特徴を詳しく解説します。
光回線のメリット・デメリット
光回線は、光ファイバーを使用した高速で安定したインターネット接続を提供するサービスです。
光回線の最大の魅力は、圧倒的な通信速度と安定性です。動画視聴やオンラインゲーム、リモートワークなど、大容量データの送受信が快適に行えます。
メリット | デメリット |
---|---|
高速通信(最大1Gbps〜10Gbps) | 開通工事が必要(立会いが必要な場合が多い) |
安定した通信品質 | 初期費用がかかる(工事費など) |
データ通信量無制限 | 契約期間が長め(多くは2〜3年) |
複数端末の同時接続に強い | 解約時に違約金が発生する場合がある |
スマホとのセット割引がある場合が多い | 賃貸物件では工事の許可が必要 |
主な光回線サービスには、フレッツ光、NURO光などがあります。
一人暮らしでも、在宅時間が長い方、オンラインゲームを楽しむ方、リモートワークをする方には、初期費用はかかるものの長期的に見て光回線がおすすめです。
モバイルWi-Fiのメリット・デメリット
モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)は、小型の端末を利用してモバイル回線でインターネットに接続するサービスです。
工事不要で、契約してすぐに利用できる手軽さが最大の特徴です。持ち運びができるため、自宅だけでなく外出先でも利用可能です。
メリット | デメリット |
---|---|
工事不要ですぐに利用開始できる | 通信速度は光回線より劣る場合が多い |
持ち運びができる | データ容量に制限がある場合が多い |
引っ越し時の手続きが簡単 | 同時接続台数に制限がある |
短期契約プランがある場合も | 電波状況により通信品質が変動する |
初期費用が安い(工事費なし) | バッテリー切れに注意が必要 |
主なサービスには、UQ WiMAX、Y!mobile ポケットWiFi、楽天モバイルなどがあります。
一人暮らしで外出が多い方、インターネット利用が主に動画視聴やSNS程度の方、短期間の居住予定の方におすすめです。
ホームルーターのメリット・デメリット
ホームルーターは、モバイルWi-Fiの自宅据え置き版とも言えるサービスです。携帯電話の電波を利用して、自宅内にWi-Fi環境を構築します。
工事不要で手軽に設置でき、モバイルWi-Fiより高性能なアンテナを搭載しているため、自宅での利用に最適化されています。
メリット | デメリット |
---|---|
工事不要ですぐに利用開始できる | 持ち運びには向かない(電源が必要) |
モバイルWi-Fiより安定した通信 | データ容量制限がある場合がある |
同時接続台数が多い | 光回線より通信速度が劣る場合が多い |
引っ越し時も簡単に移設可能 | 電波状況により通信品質が変動する |
初期費用が安い(工事費なし) | 建物の構造によっては電波が入りにくい |
代表的なサービスには、SoftBank Air、ドコモ home 5G、au 5G HOME SPOTなどがあります。
工事をしたくない方、比較的安定した通信を求める方、引っ越しが多い方に適しています。
スマホのテザリングは一人暮らしに向いている?
テザリングとは、スマートフォンをモデムとして使って他のデバイス(パソコンやタブレットなど)をインターネットに接続する機能です。
基本的には追加契約なしで即座にインターネット環境を構築できる手軽さが魅力ですが、日常的な利用には向いていない側面もあります。
メリット | デメリット |
---|---|
追加料金なしで利用可能な場合が多い | データ容量を消費する(上限あり) |
契約手続き不要ですぐに利用開始 | バッテリー消費が激しい |
持ち運び可能 | 長時間の使用には向かない |
一時的な利用に便利 | 同時接続台数に制限がある |
別途機器の購入・レンタル不要 | スマホ本体が高温になりやすい |
一般的に、ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアや、楽天モバイルなどの格安SIMでもテザリング機能を提供しています。
テザリングは、インターネット回線が開通するまでの一時的な利用やデータ使用量が少ない場合、緊急時のバックアップとして適していますが、日常的な利用には向いていません。一人暮らしの常用回線としては、他の選択肢を検討することをおすすめします。
特に、大量のデータをダウンロード・アップロードする必要がある場合やオンライン会議、動画視聴を頻繁に行う場合は、テザリングではデータ容量の上限に達してしまう可能性が高いです。また、スマートフォンのバッテリー寿命にも影響を与えるため、長時間の利用には向いていません。
ただし、データ容量無制限プランに加入している場合やインターネット利用が限定的な場合はコスト面で選択肢となる可能性もあります。自身のインターネット利用状況と照らし合わせて慎重に検討しましょう。
一人暮らしにおすすめなインターネット回線の選び方
一人暮らしでインターネット回線を選ぶ際は自分のライフスタイルや使用目的に合わせて選ぶことが重要です。ここでは、一人暮らしの方が回線を選ぶ際のポイントを解説します。
通信速度で選ぶ
インターネット回線を選ぶ際に最も気になるのが「速さ」ではないでしょうか。用途によって必要な速度は大きく異なります。
用途 | 必要な下り速度目安 | おすすめ回線タイプ |
---|---|---|
メール・SNS程度 | 5〜10Mbps | どの回線タイプでも対応可能 |
動画視聴(標準画質) | 3〜5Mbps | モバイルWi-Fi/ホームルーターでも十分 |
動画視聴(HD画質) | 5〜8Mbps | 安定したホームルーターか光回線を推奨 |
動画視聴(4K画質) | 25Mbps以上 | 光回線推奨 |
オンラインゲーム | 10Mbps以上(ping値が重要) | 光回線を強く推奨 |
大容量ファイルのダウンロード | 50Mbps以上 | 光回線を強く推奨 |
高速・大容量通信が必要な一人暮らしの場合は、光回線が最もおすすめです。テレワークでWeb会議をしたり、動画配信サービスを4K画質で視聴したり、オンラインゲームを楽しんだりする方は、速度の安定した光回線が快適です。
一方、SNSやメール、たまに動画を見る程度であればモバイルWi-Fiやホームルーターでも十分対応できます。
通信速度の実測値については、nPerfやFast.comなどのサイトで確認することができます。契約前に各回線の実際の速度を調べておくと良いでしょう。
月額料金で選ぶ
一人暮らしの家計を考えると、毎月のランニングコストは重要な選択基準です。回線タイプ別の月額料金相場は以下の通りです。
回線タイプ | 月額料金相場 | 特徴 |
---|---|---|
光回線 | 3,800円〜5,500円 | 初期費用・工事費が高い場合あり |
モバイルWi-Fi | 3,000円〜4,500円 | データ容量制限あり |
ホームルーター | 3,000円〜4,800円 | 工事不要、設置が簡単 |
スマホテザリング | 追加料金0円〜1,000円 | データ容量を消費、バッテリー消耗 |
月額料金を抑えたい一人暮らしの方には、スマホとのセット割が適用できる回線がおすすめです。たとえば、ドコモユーザーであれば「ドコモ光」、auユーザーであれば「auひかり」や「au ホームルーター 5G」などを契約するとスマホの月額料金が割引されます。
総務省の「電気通信サービス向上推進協議会」によると、実際のインターネット利用額は一般世帯平均で月額約4,000円程度とされています。一人暮らしでは、できるだけこの金額以下を目指すと良いでしょう。
また、予算が限られている学生の一人暮らしなどでは、月額料金の安いモバイルWi-Fiやホームルーターも選択肢となります。ただし、データ容量に制限がある場合が多いので、使用目的に合わせて検討しましょう。
契約期間・解約金で選ぶ
一人暮らしは転居の可能性も考慮し、契約期間や解約金についても確認しておきましょう。
最近のインターネット回線は2022年7月の電気通信事業法改正により、新規契約や契約変更をした場合の解約金は基本料金の1カ月分相当を上限とするよう制限されています。ただし、これは新規契約や契約変更した利用者のみに適用されるため、以前からの契約では高額な解約金が設定されている場合もあります。
回線タイプ | 一般的な契約期間 | 解約金の目安(2022年7月以降の契約) |
---|---|---|
光回線 | 2年契約が主流 | 基本料金の1カ月分相当 |
モバイルWi-Fi | 1〜3年契約 | 基本料金の1カ月分相当 |
ホームルーター | 1〜3年契約 | 基本料金の1カ月分相当 |
スマホテザリング | 契約期間なし | 解約金なし |
短期間(1年未満)の一人暮らしを予定している場合は、契約期間の短い、もしくは縛りのないプランを選ぶことをおすすめします。たとえば、以下のようなものです。
- UQモバイルやY!mobileなどの縛りなしプラン
- レンタルWi-Fiサービス(短期利用向け)
- プリペイドSIMを活用したテザリング
一方、長期間の居住を予定している場合は、初期費用が割引されたり月額料金が安くなったりする2〜3年契約のプランが経済的です。
キャンペーン特典で選ぶ
インターネット回線の契約ではさまざまなキャンペーンが実施されています。一人暮らしで初期費用を抑えたい方はこれらの特典を上手に活用しましょう。
一人暮らしを始めたばかりの方は、家具家電の購入費用などもかさむため、キャッシュバックや工事費無料などの特典が大きい回線を選ぶと初期費用の負担を軽減できます。
主なキャンペーン特典の例は以下のとおりです。
- 高額キャッシュバック(1万円〜5万円程度)
- 工事費無料(実質無料を含む)
- 月額料金の割引(6ヶ月〜12ヶ月間など)
- Wi-Fiルーターの無料提供
- 他社からの乗り換え(転用)特典
- ポイント付与(dポイント、楽天ポイントなど)
ただし、キャンペーンに惹かれるあまり、自分のニーズに合わない回線を選んでしまわないよう注意が必要です。特に注意すべき点は以下のとおりです。
- キャッシュバックの受け取り条件(申請期間や方法)
- 「実質無料」の場合の割引条件(例:36ヶ月の分割払い前提など)
- キャンペーン適用条件(オプション加入が必要な場合もある)
契約前に必ず特典の詳細条件を確認しましょう。
一人暮らしの通信費を抑えるには、現在使用しているスマホとの組み合わせを考慮することもポイントです。前述のとおり、同じ事業者のサービスを利用することで「セット割」が適用されるケースが多いため、スマホの契約状況も踏まえて選びましょう。
以上のポイントを総合的に判断して、自分のライフスタイルに合ったインターネット回線を選ぶことで一人暮らしの通信環境を快適かつ経済的に整えることができます。
一人暮らしにおすすめのインターネット回線比較
一人暮らしを始めるにあたってインターネット回線の選択に悩んでいる方も多いでしょう。ここでは、一人暮らしにおすすめの光回線、ポケットWi-Fi、ホームルーターを紹介します。自分のライフスタイルや利用状況に合わせて最適な回線を選びましょう。
光回線おすすめ3選
光回線は安定した速度とデータ通信量無制限が魅力です。一人暮らしでも動画視聴やオンラインゲームを頻繁に楽しむ方におすすめです。
サービス名 | 月額利用料金(戸建て/マンション) | 特徴 | キャンペーン |
---|---|---|---|
ドコモ光 | 5,500円~/4,180円 | ドコモユーザーなら月額最大1,100円割引 | 新規・乗り換えでポイントキャッシュバックあり |
ソフトバンク光 | 5,170円/4,180円 | ・ソフトバンクユーザーは月額最大1,100円割引 ・ワイモバイルユーザーは月額最大1,650円割引 | ・プランごとの割引あり ・契約申し込み時間によって5,000円のキャッシュバックあり |
auひかり | 5,610円/4,180円〜 | ・auユーザーなら最大1,100円割引 ・独自回線で混雑しにくい | プランごとに割引やポイント還元あり |
※2025年4月現在の情報
一人暮らしには、光回線の中でも特に携帯電話とのセット割引が効くキャリア系の光回線は費用対効果が高いです。すでに契約している携帯電話会社の光回線を選ぶことで、毎月の通信費を大幅に節約できます。
たとえば、ドコモのスマホを使っている場合、ドコモ光とセットにすると「ドコモ光セット割」が適用され、携帯料金が毎月最大1,100円割引されます。この割引は家族で使っていなくても個人で適用されるため、一人暮らしでも十分にメリットがあります。
ポケットWi-Fiおすすめ3選
工事不要ですぐに使えるポケットWi-Fiは、賃貸契約で工事ができない場合や短期間の利用に向いています。持ち運びもできるため、外出先でも利用可能です。ただし、別途端末料金が発生するため支払回数によっては月額料金に加算される点に注意しましょう。
サービス名 | 月額利用料金 | データ容量 | 特徴 |
---|---|---|---|
WiMAX | 4,268円〜 | 月間データ容量無制限(速度制限あり) | ・人口カバー率99%以上 ・UQモバイルとのセット割あり |
ポケットWiFi(Softbank) | 990円〜 | 3GB〜50GB/月 | SoftBankの4G・5G回線が利用可能 |
楽天モバイル | 1,078円~ | 3GB~無制限(エリアによる) | ・楽天回線エリア内なら使い放題 ・ポイント還元あり |
※2025年4月現在の情報
ポケットWi-Fiの中でもWiMAXは一人暮らしの学生や社会人に特に人気です。UQWiMAXの公式サイトによると、プランにかかわらず月間データ容量に上限がなく月額4,268円から利用できます。ただし、3日間で15GBを超えると一時的に速度制限がかかる点に注意が必要です。
また、最近は5G対応のポケットWi-Fiも増えてきており、都市部であれば光回線に迫る通信速度を実現しています。引っ越しが多い一人暮らしの方は、工事不要で手軽に持ち運べるポケットWi-Fiも選択肢の一つにするといいかもしれません。
短期間の利用なら契約期間の縛りがないプランを選ぶと良いでしょう。たとえば、楽天モバイルのポケットWi-Fiは最低利用期間の縛りがなく、いつでも解約可能です。ただし、エリアによっては通信速度が安定しない場合があるため、事前に利用予定エリアの対応状況を確認することをおすすめします。
ホームルーターおすすめ3選
ホームルーターはポケットWi-Fiよりも安定した通信が可能で、光回線よりも手軽に導入できるのが特徴です。自宅専用のWi-Fi環境を手軽に構築したい人におすすめです。ただし、契約プランによってルーター代金が異なるため、最終的に月々の支払金額がいくらになるのか契約時にしっかり確認しましょう。
サービス名 | 月額利用料金 | データ容量 | 特徴 |
---|---|---|---|
ソフトバンクAir | 5,368円~ | データ容量無制限 | ・5G対応で高速通信 ・ソフトバンク、ワイモバイルユーザー向けの割引あり ・各種キャンペーンによる割引あり |
WiMAX HOME 5G | 4,950円 | データ容量無制限 | ・5G対応で高速通信 ・UQモバイルとのセット割あり |
docomo home 5G | 4,950円 | データ容量無制限 | ・5G対応 ・ドコモユーザーはセット割引あり |
ホームルーターは工事不要でコンセントに差し込むだけで使える手軽さが魅力です。特に、最短当日で利用開始できるものもあるため、急いでインターネット環境が必要な方に適しています。
最近は5G対応のホームルーターも増えており、docomo home 5GやWiMAX HOME 5Gなどは、エリア内であれば下り最大4.2Gbpsの高速通信が可能です。一人暮らしでオンライン授業や在宅勤務をする方にもおすすめです。
ただし、ホームルーターは基本的に置き場所を移動させないことが前提のため、持ち運びには向いていません。自宅専用として考えるならポケットWi-Fiよりも安定した通信が期待できるでしょう。
また、マンションの高層階や電波が入りにくい場所では十分な速度が出ない場合があるため、契約前に利用予定の場所での電波状況を確認することをおすすめします。多くのプロバイダーでは15日〜30日程度のお試し期間を設けているので、実際に使ってみて判断するのも良いでしょう。
一人暮らしのインターネット回線選びでは、住居の種類や利用目的、予算に応じて最適なプランを選ぶことが大切です。特に携帯電話会社との契約状況を考慮し、セット割引が適用されるプランを選ぶことで、月々の固定費を抑えることができます。
インターネット回線の契約は2〜3年の長期契約になることが多いため、慎重に比較検討した上で決めることをおすすめします。各サービスの公式サイトで最新のキャンペーン情報をチェックし、お得なタイミングでの契約を心がけましょう。
一人暮らしでインターネット料金を安くする方法
一人暮らしの固定費の中でも、インターネット料金は月々の出費としてばかにできません。ここでは、一人暮らしの方がインターネット料金を抑える方法を紹介します。
これから紹介する方法を活用すれば月々数百円から数千円の節約も可能です。自分のライフスタイルや利用状況に合った方法を選択し、賢く節約しましょう。
スマホとのセット割引を活用する
インターネット料金を効果的に抑える一番のおすすめ方法は、スマホとのセット割引(セット割)を活用することです。多くの通信会社では自社のスマホとインターネット回線をセットで契約すると、毎月の利用料金が割引される特典を提供しています。
通信会社 | セット割名称 | 割引額(月額) | 適用条件 |
---|---|---|---|
ドコモ | ドコモ光セット割 | 最大1,100円 | ドコモ光とドコモスマホの契約 |
au | auスマートバリュー | 最大1,100円 | auひかりなどとauスマホの契約 |
ソフトバンク | おうち割 光セット | 最大1,100円 | ソフトバンク光とソフトバンクスマホの契約 |
楽天モバイル | 楽天ひかり×楽天モバイル割 | 最大1,100円 | 楽天ひかりと楽天モバイルの契約 |
※2025年4月現在の情報
たとえば、ドコモのスマホを利用している場合は「ドコモ光」、auのスマホなら「auひかり」や「au光」、ソフトバンクのスマホなら「ソフトバンク光」といった具合に、同じキャリアのインターネット回線を選ぶことで、月々最大1,100円程度の割引が適用されます。
家族でスマホを持っている場合はその割引が家族の人数分適用されることもあるため、さらにお得です。たとえば、ドコモ光とドコモのスマホを3回線契約している場合、最大3,300円の割引が毎月適用されることになります。
また、UQモバイルやワイモバイルなどのサブブランドでも、親会社のインターネット回線とセットで割引が受けられる場合があります。現在利用中のスマホキャリアと親和性の高いインターネット回線を選ぶことが、長期的なコスト削減につながります。
キャッシュバックキャンペーンを利用する
インターネット回線の契約時はキャッシュバックキャンペーンが実施されていることも多いです。これらを上手に活用することで初期費用をカバーしたり実質的な月額料金を下げたりすることができます。
キャッシュバックキャンペーンには主に以下のようなものがあります。
- 新規契約特典としての現金キャッシュバック
- 他社からの乗り換え(転用・事業者変更)特典
- 工事費無料キャンペーン
- 月額料金の割引(〇ヶ月間無料など)
- 高額商品券のプレゼント
- Wi-Fiルーターの無料レンタルや割引購入
ただし、キャッシュバックキャンペーンを利用する際には指定の手続きが必要な場合が多く、それを忘れると特典を受け取れないので注意しましょう。また、キャッシュバックの受け取り時期は契約から数ヶ月後になるものがほとんどです。
あわせて、キャッシュバックは代理店サイトからの申し込みで実施していることも多いです。この場合も同様に手続きが煩雑になることがあるので、確実にキャッシュバックを受け取るためには申し込み時に条件をしっかり確認し、メモやカレンダーに手続き時期を記録しておくことをおすすめします。
キャッシュバックキャンペーンは時期によって内容が変わりますので、契約前に比較サイトなどで最新情報を確認するのもよいでしょう。
ポイントを貯める
多くのインターネットサービスプロバイダでは、長期利用者向けの特典としてポイントプログラムを提供しています。ポイントは月額料金の支払いや提携サービスでの買い物に使えるため、賢く活用すればさらなるコスト削減が可能です。
主要なポイントプログラムには以下のようなものがあります。
- OCNマイルクラブ:利用金額に応じてマイルが貯まり、OCNのサービス料金支払いなどに利用可能
- So-netポイント:月額利用料に応じてポイントが貯まり、Tポイントに交換可能
- ビッグローブポイント:サービス利用でポイントが貯まり、月額料金の支払いに充当可能
- @niftyポイント:利用金額に応じてポイントが貯まり、サービス料金や提携店での買い物に利用可能
また、光回線とISPを提供する大手キャリアでは、より充実したポイントプログラムを提供しています。
- dポイント(ドコモ光):毎月の支払いでdポイントが貯まり、幅広い店舗やオンラインサービスで利用可能
- Pontaポイント・auPAYポイント(auひかり):毎月の利用でポイントが貯まり、ローソンなど提携店で使える
- PayPayポイント(ソフトバンク光):利用料金に応じてポイントが貯まり、PayPay加盟店で利用可能
- 楽天ポイント(楽天ひかり):月額料金の支払いで楽天ポイントが貯まり、楽天市場など多くの場所で使える
これらのポイントは月々の支払いで自動的に貯まる場合が多いですが、特典サイトへのログインやエントリーなど、追加の手続きが必要な場合もあります。ポイントを最大限に獲得するためには、会員サイトで定期的に特典情報をチェックしましょう。
ポイント還元率の高いクレジットカード払いを選ぶ
インターネット料金の支払い方法として、ポイント還元率の高いクレジットカードを利用することも間接的に料金を抑える有効な方法です。
特に、以下のようなケースではクレジットカード払いが有利です。
- 公共料金や通信費の支払いでポイント還元率がアップするクレジットカードを使用する
- インターネット回線提供会社が発行するクレジットカードを使用する
- 年会費無料で基本還元率が高いクレジットカードを活用する
キャンペーン期間中に乗り換える
インターネット回線各社は定期的に大型キャンペーンを実施しています。こうした時期を狙って契約や乗り換えを行うことで、通常よりも大きな特典を受けられる可能性があります。特に年度末(2〜3月)や新生活シーズン(3〜4月)、ボーナス時期(6〜7月、12月)などは大型キャンペーンが多い傾向にあります。
ただし、安易な乗り換えは違約金が発生する可能性があるため、現在の契約状況をよく確認した上で判断することが重要です。多くの場合2〜3年の契約期間があり、その期間内に解約すると違約金が発生します。そのため、次のタイミングで乗り換えを検討するのが理想的です。
- 契約更新月(違約金が発生しない期間)
- 乗り換え先が違約金補助キャンペーンを実施しているとき
- 総合的に見て、違約金を支払っても長期的にはお得になる場合
たとえば、月額500円安くなる回線に乗り換える場合、10,000円の違約金がかかったとしても、20ヶ月(約1年8ヶ月)利用すれば元が取れる計算になります。さらに、高額キャッシュバックがあればより短期間で元を取ることができます。
また、一人暮らしで引っ越しを予定している場合は引っ越し前に解約または移転手続きを行うことで、余分な費用を抑えることができます。特に、引っ越し先がサービス提供エリア外の場合は違約金が免除されるケースもあるため、契約内容をよく確認しましょう。
まとめ
一人暮らしでインターネットを導入する際は、ライフスタイルに合った回線選びが重要です。光回線は安定した高速通信が魅力ですが、モバイルWi-Fiやホームルーターなら工事不要で手軽に利用できます。マンションなら建物の回線状況を確認し、無料インターネット物件も実際の通信速度を確認しましょう。料金面では、ドコモ光やソフトバンク光などのスマホとのセット割引やキャッシュバックキャンペーンを活用すると節約できます。契約前に初期費用や解約金、工事の有無も必ずチェックし、長期・短期の利用期間に応じた選択を心がけることで、快適なネット環境を構築できます。Wi-Fi設定後はセキュリティ対策も忘れずに行い、安全に利用しましょう。